アロママッサージには資格が必要?資格取得後の就職先もご紹介

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アロママッサージには資格が必要?資格取得後の就職先もご紹介

更新日: 2024-10-08アロママッサージについて
アロママッサージには資格が必要?資格取得後の就職先もご紹介

アロママッサージ関連の仕事に興味をお持ちの方の多くは、資格が必要なのかどうか、という点に一度は疑問を抱くものです。
そこで本記事では、アロママッサージには資格が必要なのか、また資格取得後にはどのような就職先が考えられるのか、などの疑問にわかりやすくお答えしていきます。

アロママッサージとはどんな施術?

アロママッサージの資格について知る前に、まずはアロママッサージがどういった施術なのか正しく理解しておきましょう。
というわけでまずは、アロママッサージの概要を解説していきます。
アロママッサージとは、エッセンシャルオイル(精油)を使ってマッサージを行うこと。
エッセンシャルオイルは植物から抽出されるオイルであり、それぞれ特有の香りや効能を持っています。
代表的なエッセンシャルオイルの種類と特徴を一部ご紹介します。

  • ラベンダー…ストレスや不安を解消する
  • ペパーミント…気分をリフレッシュさせる
  • ローズマリー…集中力をアップさせる
  • フランキンセンス…高いリラクゼーション効果がある

そのほかにもエッセンシャルオイルには多くの種類があり、マッサージを受ける方の状態や希望する内容に合わせて施術者が選択。
精油の香りとマッサージの相乗効果で、血行促進や筋肉の緊張を緩和し、疲労回復を助けます。
アロママッサージは、エッセンシャルオイルの成分による抗炎症や睡眠改善、心の安定に大きな効果が期待でき、心身のバランスを整える自然療法として長きにわたり人気を集めています。

アロママッサージには資格が必要?

結論から言うと、アロママッサージの施術には法律上必須の国家資格は存在しません。
アロママッサージを仕事にする場合でも、柔道整復師や鍼灸師のように国家資格を取得する必要はないのです。
ただし、アロママッサージに関連する民間資格は複数存在します。
専門的な技術や知識を学ぶために民間資格を取得すると、顧客から信頼を得ることにもつながります。
また、サロンで働く場合や独立する際には、資格があることがプロフェッショナルとしての証明としても役立つことは間違いありません。
なぜなら実は、アロママッサージで使用する精油の使い方には注意が必要だからです。
精油は自然由来である一方、非常に高濃度で強力な成分を含むため、正しく使用しないと健康に悪影響を及ぼすリスクがゼロではないのです。
したがって、法的には資格は不要ですが、質の高い施術を提供するためには民間資格の取得がおすすめです。

アロママッサージに関連するおすすめ資格

机に向かって勉強をする女性

アロママッサージを提供する職に就くなら、国家資格こそないものの民間資格を複数取得して損はありません。
そこでここからは、アロママッサージに関連するおすすめの資格をご紹介していきます。

アロマテラピー検定(日本アロマ環境協会:AEAJ)

アロマテラピー検定は、日本アロマ環境協会(AEAJ)が主催する資格で、アロマテラピーの基礎的な知識を身に付けたい方向けの入門的な検定です。
この資格はアロマの基礎を学ぶために最適で、アロマテラピーに興味がある方や自宅で簡単に楽しみたい方が多く受験するもの。
精油の種類や使用方法、安全性、アロマテラピーの歴史などが出題範囲となり、2級と1級の2つ資格を取得すると、アロマテラピーを家庭や日常生活で安全に活用するための基礎知識を持つことが証明されます。

アロマセラピスト資格(日本アロマ環境協会:AEAJ)

アロマセラピスト資格はAEAJが提供する専門的な資格で、アロマテラピーを用いた施術を行いたい方に向けたものです。
この資格を取得するには、アロマテラピーアドバイザーの資格を取得していることが前提となる場合が多く、実践的なマッサージ技術やカウンセリング技術、精油の成分や作用についての詳細な知識が必要です。
アロマセラピストとして活動するため、クライアントの体調や悩みに応じた正しい精油を選び、安全かつ効果的にアロママッサージを提供するスキルが求められます。

IFA認定アロマセラピスト(国際アロマセラピスト連盟)

IFA認定アロマセラピストは、国際アロマセラピスト連盟(International Federation of Aromatherapists)が認定する資格で、世界的に認知されています。
国際的なアロマセラピストとしての高度なスキルを証明するもので、アロマテラピーの理論解剖学や生理学といった医学の知識も含まれており、アロマテラピーを専門職として追求したい方や、海外で活躍したい方にとっては非常に有用な資格です。
この資格を取得することで、アロマセラピストとして国際的な基準での施術を行うことができるようになります。

JAAアロマコーディネーター資格(日本アロマコーディネーター協会:JAA)

JAAアロマコーディネーター資格は、日本アロマコーディネーター協会(JAA)が提供する資格で、アロマテラピーを他者にアドバイスできるスキルを証明するものです。
この資格は精油の選び方や安全な使い方に加えて、アロママッサージやリラクゼーションに関する実技も含まれており、さらにアロマテラピーに関する講座を開いて、商品開発や販売に関わる際に役立つ知識も提供されます。
資格取得後は、アロマに関するプロフェッショナルとして、セラピストや講師としての活動が可能です。

アロママッサージを仕事にしたい場合の就職先とは

アロマの資格を取得すれば、アロマ関連の仕事で生計を立てるための第一歩となります。
資格取得後に当然必要となるのが就職ですが、アロマの資格を取得した場合どのような就職先の選択肢があるのでしょうか。
代表的なパターンをご紹介していきます。

アロマセラピスト

アロマセラピストは、サロンやスパ、リラクゼーション施設でお客様にアロママッサージやアロマトリートメントを提供する仕事です。
クライアントの体調やニーズに合わせた精油を選定し、リラクゼーションやストレス解消、体調改善を目指した施術を行います。
アロマセラピストは直接お客様と向き合い心身のケアをサポートするため、精油の知識に限らずカウンセリングスキルも必要。
サロンのスタッフとして働くほか、独立して個人の施術所を開業することも可能です。

アロマスクールの講師

アロマの資格を持っていると、その知識を他者に教える立場としての仕事も選択肢に入ります。
講座を開き、アロマテラピー検定やアロマセラピスト資格取得を目指す生徒に専門的な知識や技術を教えることが主な業務です。
また、一般向けのワークショップやセミナーを開催し、アロマの普及活動に貢献することもできます。
教育分野で働くには、限定アロマの知識が豊富なだけでなく、教える力やコミュニケーションスキルが求められます。

アロマ関連商品の販売スタッフやアドバイザー

アロマの資格を持っていると、アロマショップや自然派コスメ店などへの就職も有利になると言えるでしょう。
精油やアロマグッズを販売しながら、お客様に正しいアロマ製品の選び方や使用方法をアドバイスします。
この職種に就くには、アロマに関する知識だけでなく、接客スキルや販売促進に関するノウハウも必要です。 

医療や介護の現場

医療や介護の現場でもアロマの知識が必要な場面があります。 
介護施設やホスピスなどでは、アロマを使ったリラクゼーションケアや痛みの緩和、精神的なサポートが注目されているからです。
この分野で働く場合、アロマテラピーだけでなく、医療や介護に関する基本的な知識や、施設のスタッフとの連携能力が必要とされます。

アロマの資格を取得するための勉強方法3選

アロマの資格を持っているだけで、アロママッサージはもちろんのこと、そのほか多岐にわたるアロマ関連の職に就ける可能性が高くなることがわかりました。
そこで最後に、アロマに関連する職に就くために必要な資格を取得するための勉強方法について解説していきます。

アロマスクールに通う

まず、アロマスクールに通うという方法があります。
スクールでは、アロマに関する理論や精油の使い方、ブレンド方法、アロママッサージの技術などを実践します。
講師から直接指導を受けられるため、疑問点がその場で解消でき、正しい技術を確実に身に付けることができる点が大きなメリット。
レベルや目標別のコースが複数提供されていることが多く、試験対策に最適な環境が整っています。
スクールでは仲間と交流する場面も豊富で、モチベーションを維持しやすい点も魅力です。

通信講座で学ぶ

次に、自宅で学べる通信講座も人気の方法です。
忙しい方や、近くにスクールがない方にとって便利な選択肢です。
通信講座では、テキストや動画を使って自分のペースで学習を進めていきますが、スクールに通うのと同様にアロマテラピーの基本理論や精油の利点、ブレンドの技術が学べます。
最近ではオンラインでのサポートが充実しており、疑問点は講師に質問できるシステムがある点は大きなメリット。
ネット環境など自宅での学習環境が整っている場合は、効率よく資格取得を目指すことが可能です。

独学で学ぶ

専門書を活用した自主学習というのも一つの選択肢です。
アロマテラピーに関する多くの専門書や資格本が出版されているので、これらの書籍を活用することで、資格試験の範囲となる内容を網羅することができるでしょう。
自分のペースで好きな時間に学べることがメリットですが、試験範囲が広いため、効率的に学習計画を立てなければなりません。
スクールや通信講座と違い、疑問点がある場合も基本的には自分で調べて解決しなければならないため、向き・不向きがはっきりと出る点には注意が必要です。

まとめ

今回は、アロママッサージに資格が必要かどうかという点を中心に、資格の種類や取得した際の就職先、また資格取得のための勉強方法の選択肢まで詳しく解説しました。
アロママッサージに特定の資格は必要ありませんが、アロマを本格的に学び生計を立てていきたいのであれば、民間資格を取得するのがおすすめです。
アロマに興味をお持ちの方は、ぜひ資格を取得し、将来の夢を叶えてくださいね。

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リフナビ大阪編集部

筆者 リフナビ大阪編集部

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