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エステティシャンとしての今までの経験を活かし、更なるキャリアアップを目指したいと考えている方は、転職活動において職務経歴書が必要になる場面が多くあります。
積み上げてきた経験を存分に活かすことのできる職場で働くためには、これまでの経歴をしっかりとアピールできる職務経歴書を作ることが重要なポイント。
今回は、エステティシャンの職務経歴書の書き方からNGケースまで詳しく解説します。
以下の記事ではエステティシャンの向き不向きについて詳しく説明しております。
エステティシャンが向いている人に共通する5つの特徴!必要なスキルについてもご紹介
職務経歴書とは、前職のサロンでの業務経験やエステティシャンとしてのスキルなどを具体的にまとめた書類のことです。
応募先の企業が求める人材像とあなたが合致しているかを判断する大切な材料として扱われます。
転職活動では、基本的に職務経歴書と履歴書の両方の提出を求められます。
履歴書は氏名、住所、学歴、職歴といった、応募者の基本的なプロフィールを記載する書類のことです。
フォーマットや記載する項目がある程度決まっているため、決められたスペース内で簡潔に自分のことを伝えることが大切です。
一方で職務経歴書は、自分の経歴やスキルに合わせてフォーマットを選択できます。
記載事項が決まっているテンプレートはなく、履歴書には記載しないような具体的な前職の実績や、職歴の詳細を応募先の企業やサロンへアピールするための書類と言えるでしょう。
一般的には、A4用紙1〜2枚にまとめて提出をします。
職務経歴書に記載する項目には、以下の6つの項目があります。
・職務要約
職務要約とは職務経歴書の冒頭に記載する、自分のキャリアのあらすじと言える重要な項目です。
この項目が分かりやすくまとめてあるかによって、採用担当者の第一印象が変わります。
職務経歴書のその後の内容を詳しく読んでもらえるかを左右する“つかみ“となるため、ポイントを押さえて簡潔にまとめましょう。
・職務経歴
これまでどのような業務にあたってきたのか、社会に出てからの職務経歴をまとめます。
会社名、雇用期間、事業内容、資本金、従業員数、雇用形態、配属先を書いていきます。
すべての経歴を書くのではなく、この後に記載する実績や自己PRの裏付けとなる部分を矛盾がないようまとめましょう。
・スキル・知識
社会人経験の中で身に付けたスキル・知識を箇条書きで記載します。
業務上で必要となる専門的な知識やスキルがある場合、高い評価を得ることができる可能性があるため、最優先で記載しましょう。
パソコンスキルや一般的なビジネススキルなども、併せて箇条書きでまとめます。
・売上実績・表彰歴
具体的な成果が分かるように、個人の売上実績を記載します。
個人としての実績がない場合は、店舗などの全体としての実績を記載しましょう。
・資格・免許
資格・免許は仕事に関係のあるもの、またこれまでの業務で活かしてきたものを優先して記載します。
履歴書と職務経歴書の資格・免許はどちらの書類を見ても確認ができるよう、同じものを記載しましょう。
現在資格取得に向けて勉強しているものも、併せて記載することで意欲をアピールできます。
保有資格がない場合は、「特になし」と記載します。
空欄のままでは、資格がないのか記載漏れなのかの判断がつかないためです。
・自己PR
履歴書で書ききれなかった自己PRを補足するように記載しましょう。
今までの職歴の実績を踏まえた内容で、自分の強みをアピールすることが重要です。
また、抽象的な書き方ではなくなるべく具体的なエピソードを交えることもポイントです。
エステティシャンとしてスキルアップを考えている方は、今までの経験や実績を十分にアピールできる内容の職務経歴書を作成したいですよね。
ここでは、エステティシャンの職務経歴書の書き方を項目ごとに詳しくご説明します。
具体的な数字を交えて、分かりやすく簡潔に今までの経験をまとめましょう。
どのようなサロンでどのくらいの期間働いていたのか、またどのようなスキルを持っているのか、具体的な成果などをここで記載することで、この後の職務へつながります。
職務経歴は時系列で箇条書きにしましょう。
働いてきたサロンについて、キャリアの古い順に時系列に記載する形式と、一番新しいキャリアから過去へさかのぼって記載する形式があります。
指定などがない場合は前者がスタンダードですが、経験が豊富で多くの経歴を持っている方が直近の業務をアピールしたいときには、後者の形式もおすすめです。
エステティシャンとしての実務経験、使用経験のある機器や習得したスキルなどを詳細に記載しましょう。
また、スタッフの教育担当や企画立案の経験なども重要なスキルとなるので、漏れなくしっかりと書くことが大切です。
即戦力となる人材であることをアピールするためにも、具体的にスキルや知識を書くよう心がけてください。
サロンで取り扱う美容商品の販売実績や、コンテストなどで表彰されたという経験があれば記載します。
個人としての実績がない場合は、サロン全体の実績を記載しましょう。
また、新規顧客獲得数や、指名予約客の数、リピート率なども実績として記載することでアピールできます。
持っている資格を記載します。
エステティシャンの業務に関わる資格、または一般的なパソコンスキルなども記載しましょう。
今までの経験、実績、具体的な強みを5行以内で分かりやすくまとめて記載しましょう。
実際のエピソードを交えて伝えることで、より説得力のある自己PRに仕上がります。
採用担当者が職務経歴書のどこに着目して書類をチェックしているのかを押さえて、採用担当者の興味を引くような職務経歴書を作成しましょう。
書類上で募集要項から大きく外れている人は、書類選考を通過できる可能性が低くなってしまいます。
エステティシャンとしての募集に対して、実務経験や持っているスキルなどの項目にピントの合っていない内容を記載してしまうと、あなたが何をやってきたのかという重要なポイントが伝わらなくなってしまいます。
今までの経験がどのような形で応募企業・サロンに活かすことができるかを押さえることが大切です。
求められている人材要件をしっかりとチェックした上で、職務経歴書の内容が適切かどうか精査しましょう。
職務経歴書の中では、「どのような業務の経験があるのか」が重要です。
この内容により、採用企業・サロン側はあなたを採用することのメリットがあるかを判断します。
たとえば、エステティシャンとしての業務経験をアピールする場合はどのような施術をしてきたのか、指名予約をしてくださるお客様が何名いるのか、また勤めていたサロンではどのような立ち位置にいたのかなどを具体的に記載しましょう。
どのような実績があるかにより、あなたが企業・サロン側にとって採用メリットのある人材であるかどうかが判断されます。
成果、実績は数字を交えてアピールしましょう。
売上実績や年間目標の達成などは金額やパーセンテージを明記し、顧客獲得数なども人数を具体的に記載することで成果が客観的に分かりやすくなります。
ここでは職務経歴書を作成する際によく見られるNGケースをご紹介します。
提出前の見直しなどの参考にしてくださいね。
職務経歴書は、分かりやすさ・読みやすさが重要です。
長々と記載してしまうと、何が言いたいのかポイントが分かりにくくなってしまったり、自分のアピールしたいことが伝わらなかったりしてしまいます。
箇条書きにする、または一文を簡潔に書くことを意識しましょう。
店舗目標を達成した、コンテストで表彰された、などの書き方はどのくらいすごいことなのかが分かりにくくなってしまいます。
目標を達成したのであれば、前年比を出したりパーセンテージで表すことで読み手に伝わりやすくなります。
また、コンテストであればどのようなコンテストなのか、何人中何位だったのか、までを詳細に書きましょう。
一見募集要項に関係のないスキルのように思えるものでも、採用へつながる可能性はあります。
募集要件に合致しているスキル、また活かすことのできるスキルが目立つように記載し、そうでないものはコンパクトに内容を抑えて記載しましょう。
書き方を工夫することで十分にアピールポイントとなるため、持っているスキルはすべて記載しましょう。
前職の退職理由や転職の動機を書く際に、会社を批判するような内容や個人の成績不振などを記載すると、採用側の印象として能力や人格に不安を抱くリスクがあります。
自分自身に責任のない話題であったとしても、ネガティブな内容は記載しないことをおすすめします。
自信を持って相手に伝えることができる内容を記載しましょう。
携わっていた業務で知りえた情報をどこまで記載するか、十分に留意しましょう。
会社との誓約書などで守秘義務が課せられている場合があるため、職務経歴書を作成する際には個人情報や営業秘密の取り扱いに注意してください。
守秘義務違反を行った場合には以前の会社から訴えられてしまうおそれがあります。
以下の記事ではエステティシャンの年収アップ方法について詳しく説明しております。
エステティシャンの年収は?収入アップに役立つ5つの資格もご紹介
エステティシャンの職務経歴書は、自分の経験やスキルを十分にアピールすることができているかが重要なポイントです。
今までの経験をしっかりと活かせる職場でキャリアアップするため、今回ご紹介した職務経歴書を作成する際のポイントをぜひ参考にしてみてください。
筆者 リフナビ大阪編集部
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