【セラピスト向け】施術の際に時間が余った場合の対処方法【メンズエステ】

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【セラピスト向け】施術の際に時間が余った場合の対処方法【メンズエステ】

更新日: 2024-11-11メンエスで働く
【セラピスト向け】施術の際に時間が余った場合の対処方法【メンズエステ】

メンズエステでセラピストとして働いていると、さまざまな課題に直面することがあります。
その代表ともいえるのが、「施術の際に時間が余ってしまう問題」。
メンズエステは時間によってコースが分けられていますが、特に90分以上のロングコースが入った場合に、施術ペースが上手に配分できず、時間を持て余してしまうセラピストは少なくありません。
そこで今回は、メンズエステの施術の際に時間が余った場合の対処法、また時間を余らせないためのコツを中心に、わかりやすく解説していきます。

メンズエステの施術の際に時間が余る原因

メンズエステの施術の際に時間が余ってしまう原因は、セラピストがロングコースそのものに慣れていない、というケースが大半です。
メンズエステのコースは、お店によって少々の違いがあるものの、多くは以下のように分けられています。

  • 60分コース
  • 90分コース
  • 120分コース
  • 180分コース

お店によっては、120分と180分の間に150分コースが設けられているケースも少なくありません。
ざっくり言えば、60分コース以上は30分刻みでコースが別になっているのです。
しかし実際にメンズエステで働いてみるとわかりますが、最も人気が高いのは60分コース。
特に新規で入るお客さんの場合、お試しという意味も含めると価格的にも時間的にも最もちょうど良いのが60分コースということで、こちらを選ぶ方が非常に多いです。
となると、メンズエステの新人セラピストは圧倒的に60分コースの接客の回数が多くなるため、いきなり90分以上のコースが入ってしまうと時間配分がわからなくなってしまい、最終的に時間が余ってしまうことにつながるわけです。

施術の際に時間が余った場合の対処方法は大きく2つ

施術の際に時間が余ってしまったら、「どうしたらいいんだろう!?」と焦ってしまいますよね。
というわけでまずは、施術の際に時間が余った場合の対処法を2つご紹介していきます。

お客さんに追加のマッサージの希望を聞く

最もシンプルで誰でもできる時間調整の方法としては、お客さんに追加のマッサージの希望を聞いてみる、という方法です。
「ほかに施術を希望される箇所はありますか?」
「マッサージしたりなかった場所はないですか?」
など、お客さんに希望を聞いて残り時間の施術を該当パーツに充てることで、有意義に残り時間を消化することができます。
もしもお客さんが「特にない」というような返答をした場合は、「触っていた感じで〇〇(体のパーツ)が特に凝っている印象だったので、もう一度こちらマッサージしても良いでしょうか?」と自分から申し出るのも一つの方法です。

施術以外で余った時間を使う

こちらは少々テクニックが必要になりますが、余った時間を施術以外のことで消化するという方法もあります。
施術以外のこととは一体何かというと、コミュニケーションです。
メンズエステを利用するお客様の中には、マッサージだけでなくセラピストとのコミュニケーションを楽しみにしている方も少なくありません。
残り時間が10〜15分程度なのであれば、ハンドマッサージを行うなどしながら、お客さんとトークをしてコミュニケーションの時間に充てるのも良いでしょう。
注意点としては、ただトークをするだけではさぼっている印象を与えてしまうため、手や足裏など手軽なパーツをマッサージしながらトークをするのがおすすめです。

メンズエステの施術で時間が余らないようにするコツ

オイルマッサージ施術をしている女性

メンズエステの施術で時間が余ってしまったら、前項でご紹介したいずれかの方法で残り時間を消化するようにしましょう。
ただ、そもそも本来であれば施術の時間を余らせない、というのがお客様からお金をいただいているセラピストとしての理想ですよね。
そこでここからは、メンズエステの施術で時間が余らないようにするコツをお伝えしていきたいと思います。

普段から60分コースのペースに慣れ過ぎない

メンズエステの施術で時間が余らないようにするには、まず普段から60分コースの接客ペースに慣れ過ぎないことが重要です。
メンズエステでは60分コースが人気ではありますが、リピートしてくれるお客さんはだいたいもう少し長いコースで予約されることが多いです。
また、店舗側のおすすめコースは90分以上のコースであることが多いため、「60分コースが基本」と思わず、それ以上のコースが入った際にどこに時間を割くべきかを意識しながら接客するようにしましょう。
60分コースは意外とあわただしいもので、実際に接客しているとどうしても効率やスピード感を重視しがちになってしまいます。
この感覚に慣れ過ぎないように気を付けていれば、突然ロングコースの予約が入ってもそこまで慌てることなく、時間配分を頭の中で組み立てられるはずです。

ヒアリングに時間をかける場合のポイントを押さえておく

ロングコースで時間を余らせないためには、まずヒアリングに時間をかけるというのが多くのセラピストさんが使っているテクニックです。
丁寧なヒアリングは丁寧な施術に結びつきますから、お客さんからしても嫌な感じはしません。
ただし、的を射ない質問や同じような質問を何度も繰り返すなど無駄が多いと、どうしてもお客さん側は時間稼ぎをされているような感覚になってしまうものです。
だからこそ、ヒアリングに時間をかける場合は以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ヒアリングに時間をかける際は質問を豊富に用意しておく
  • お客さんの回答をさらに掘り下げて質問できるようにする
  • 自分が話すのではなくお客さんがメインとなって話せるよう聞き上手になる

これだけで、お客さんに違和感を与えることなく、時間稼ぎと思われることもない丁寧なカウンセリングができるようになります。

コース別の時間配分を自分の中で決めておく

お仕事に少しでも慣れてきたら、コース別の時間配分を自分の中で決めてしまうというのも一つの方法です。
60分コースを基本としつつ、90分や120分、それ以上のコースの場合はどの施術にどのくらいの時間をかければ時間を余らせることがなくなるか、あらかじめ工程表を作ってしまうのです。
体感でOKという方は頭の中で工程を組み立てても良いですが、慣れるまでは実際に紙に書き出して施術部屋においておくのもおすすめ。
うっかりお客さんに見られてしまっても、特に悪い印象を与えることはないため安心してくださいね。
むしろ、勉強熱心・仕事熱心な子であるという印象を与えることも可能です。

ひとつひとつの施術を丁寧に行う

メンズエステの施術で時間が余らないようにするためにほぼすべてのセラピストがやっているのが、ひとつひとつの施術を丁寧に行う、ということ。
ヒアリングを丁寧に行ったら、そのままの流れで施術そのものも丁寧すぎるくらい丁寧に行うことで、ロングコースでもほぼ時間を余らせることはありません。
実は、作業の工程というのは手順を減らすことの方が難しく、手順を増やして時間を稼ぐというのはそこまで難しいことではありません。
60分コースを基本にして、その時に行っているステップすべてを+数分延長して行うことで、意外とロングコースの時間もあっという間に過ぎていきます。
ただ時間をかけるだけだとお客様が飽きてしまうことも考えられるため、以下のようなテクニックも身に付けておくと便利ですよ。

  • 揉み方のバリエーションを増やす
  • 強弱をつけるようにする
  • お客様の反応を見て、気持ちよさそうな部位に特に時間をかける

自分なりにいろいろ試してみて、一番やりやすい方法を見つけてみてくださいね。

トークのスキルを磨く

先ほどもお話した通り、メンズエステに来るお客様の中にはセラピストとのコミュニケーションを楽しみにしている方も多いです。
だからこそ、施術の合間に程よくトークを挟むことで、ロングコースでも時間を余りにくくすることが可能です。
ただ、何の下準備もなしにお客様にトークを楽しんでもらうことは難しいもの。
ある程度のトークスキルやトークネタはメンズエステセラピストに求められる能力でもあります。
基本はお客様が話し手、セラピストが聞き手となるスタイルが理想なので、会話が広がりやすい質問をたくさん自分の中にストックしておきましょう。

初対面のお客様が相手でも無難に盛り上がりやすい話題を一部ご紹介いたします。

  • マッサージに関連する話
  • 趣味の話
  • 休日の過ごし方
  • 好きな食べ物の話
  • 今はまっていること
  • やってみたいこと

上記の話題はどんなお客様相手でも話題が広がりやすく、ぴったりハマればお客さん側がどんどんお話ししてくれるので、あっという間に時間が過ぎていきます。
ぜひ、試してみてくださいね。

施術の際に時間を余らせないための時間配分一覧

最後に、60分コース以上のコースが入った時に慌てることがないよう、ざっくりとではありますが施術の際に時間を余らせないための理想的な時間配分を一覧にしてご紹介したいと思います。
一覧を参考に、実際の施術をイメージして頭の中でシミュレーションしてみてください。

90分コースの場合

90分コースの場合の理想的な時間配分は、以下の通りです。

うつ伏せの施術をスタート

  • 1.背中指圧(8分)
  • 2.ふくらはぎや足裏の施術(15分)
  • 3.足首の施術(3分)
  • 4.お尻の施術(3分)
  • 5.腰と首の施術(6分)

ここまで来たら、続けてお客様にあおむけになっていただき、表面の施術に移ります。

仰向けの施術をスタート

  • 1.足首・肉の施術(8分)
  • 2.鼠径部の施術(3分)
  • 3.デコルテの施術(10分)
  • 4.再び足やリンパの施術(4分)

施術そのものの時間は上記合計で60分です。
施術以外にもヒアリングやお客様のシャワーの時間が必要で、これがだいたい30分あれば十分。
上記の時間配分で施術を行えば、90分コースで時間を大幅に余らせてしまうことはありません。

120分コースの場合

120分コースは90分コースの内容にプラスαの施術を行うことで、追加となっている30分の部分の時間を埋めることが可能です。

施術の最初に頭や肩回りのマッサージ(約10分)を行ってから、うつ伏せの施術をスタート

  • 1.背中指圧(8分)
  • 2.ふくらはぎや足裏の施術(15分)
  • 3.足首の施術(3分)
  • 4.お尻の施術(3分)
  • 5.腰と首の施術(6分)

横向きの施術をスタート

  • 1.足裏~ふくらはぎの施術(8分)
  • 2.お尻の施術(3分)
  • 3.腰の施術(3分)
  • 4.肩甲骨の施術(6分)

仰向けの施術をスタート

  • 1.足首・肉の施術(8分)
  • 2.鼠径部の施術(3分)
  • 3.デコルテの施術(10分)
  • 4.再度足やリンパの施術(4分)

ここまででトータルの時間が90分となるため、あとは90分コースと同様残った30分はヒアリングやシャワーの時間として消化すれば、120分コースは終了です。

180分コースの場合

180分コースは、120分コースよりもさらに細かくパーツを区切って丁寧な施術を行っていきます。

施術の最初に頭や肩回りのマッサージ(約10分)を行ってから、うつ伏せの施術をスタート

  • 1.背中指圧(10分)
  • 2.ふくらはぎや足裏の施術(20分)
  • 3.足首の施術(5分)
  • 4.お尻の施術(5分)
  • 5.腰と首の施術(10分)

横向きの施術をスタート

  • 1.足裏~ふくらはぎの施術(10分)
  • 2.お尻の施術(5分)
  • 3.腰の施術(6分)
  • 4.肩甲骨の施術(7分)

ここまで来たら、お客様に体勢を変えていただき、反対側の横向きになっていただき、上記と同じ内容の施術を行います。

仰向けの施術をスタート

  • 1.足首・肉の施術(10分)
  • 2.鼠径部の施術(7分)
  • 3.デコルテの施術(10分)
  • 4.再び足やリンパの施術(7分)

ひとつひとつの施術を丁寧に行うことで、180分コースでも時間を変に余らせることなく、お客様に満足していただくことが可能なのです。

まとめ

今回は、メンズエステで働くセラピストの多くが直面する「施術の時間が余ってしまう問題」を解決するための記事内容をお送りいたしました。
メンズエステで人気が高いのは60分コースですが、セラピストを続けていけばそれ以上のロングコースが入ることも多くなってきます。
今回の記事を参考に、時間を余らせてお客様の満足度を下げてしまうことのないよう、セラピストとしての腕を磨いていきましょう。

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リフナビ大阪編集部

筆者 リフナビ大阪編集部

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