【セラピスト向け】メンズエステに防犯カメラはある？安心して働くためのガイドライン紹介

メンズエステで働くセラピストの方の間で、ここ最近ちょっとした話題になったのが「メンズエステに設置される防犯カメラ」に関するもの。
メンズエステの施術ルームに防犯カメラが設置されている、というX（旧：Twitter）上の投稿が、違法なのではないかと物議をかもしたのです。
そこで今回は、メンズエステに防犯カメラはあるのか、また設置されている場合の場所や映す範囲、設置目的などを含め、詳しく解説していきます。

まずは結論！メンズエステの防犯カメラ設置は近年増加中

結論から言うと、近年では防犯カメラを導入するメンズエステは増加傾向にあります。
その背景には、セラピストの安全を確保するためや、お客さんとのトラブルを防ぐ目的があります。
防犯カメラがあれば、万が一のトラブルが発生しても証拠を残せるという点で、メンズエステの経営上プラスになるのです。
また、防犯カメラが存在しているというだけでも、心理面への効果から様々なトラブルが発生する確率は下がるといわれています。
ただし、プライバシーの配慮から、施術ルーム内には設置せず、受付や廊下、待合室などの共用エリアに限定している店舗がほとんど。
これは、セラピストやお客さんのプライバシーを守りながら、防犯機能を発揮するためのバランスを考慮した結果といえます。

メンズエステの防犯カメラの設置場所や映す範囲・設置目的について

近年メンズエステでは防犯カメラの設置が増えてきていますが、その設置場所や映す範囲、目的はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、メンズエステの防犯カメラ設置にかかわる具体的な情報を分かりやすく解説します。

メンズエステの防犯カメラの設置場所

防犯カメラが設置される場所は、お店によって異なりますが、一般的には共用スペースに限定されています。
具体的には以下のような場所です。

• 受付エリア：お客さんの入店時の様子を記録するため。
• 待合室：お客さん同士の接触やトラブルを防ぐため。
• 廊下や通路：お客さんやセラピストの動きを確認するため。
• 出入口：不審者の侵入を防止するため。

一方で、プライバシーへの配慮から、施術ルーム内には基本的に防犯カメラは設置されていません。
この点は、セラピストもお客さんも安心して利用できるよう、店舗側が気を配っている証拠。
施術中の様子まで何もかも監視されていると思うと、セラピストは待機や休憩時間も気が休まりません。
また、お客さん側からするとせっかくのメンズエステで過ごす時間も常に気を張り、リラックスできません。
施術ルームに監視カメラがあるなんてお店があれば、それはあっという間に噂になり、お客さんの足が遠のいてしまうでしょう。
というわけで、メンズエステの防犯カメラの設置場所は、施術ルームを除く共用スペースである、ということを知っておきましょう。

メンズエステの防犯カメラが映す範囲

メンズエステに設置された防犯カメラが映す範囲は、店舗のレイアウトや防犯目的によって異なりますが、主に以下の範囲です。

• 共用スペース全体：受付や待合室、廊下の様子を広く映す。
• 出入口の周辺：顔認証ができるように入口付近を詳細に記録。
• 廊下の動線：お客さんやセラピストの移動を把握するため。

施術ルームや個室内は基本的に映らないように設定されていますが、共用スペースでは広角カメラが使用されることが多く、隅々まで記録できるよう配慮されています。

メンズエステの防犯カメラの設置目的

メンズエステにおいて防犯カメラが設置される目的はズバリ、トラブル回避のため。
メンズエステでは、そうそう多い例ではないものの以下のようなトラブルが起こるリスクがゼロではありません。

• 窃盗
• セクハラ行為
• 本番強要などの過剰要求

このような事態が起こった際は、防犯カメラに残された映像は重要な証拠になります。
また、最初にお話した通り、防犯カメラは存在するだけで犯罪やトラブルの抑止力になることも知られています。
メンズエステの防犯カメラは何かあった際の証拠を残すため、またそもそも何事もトラブルが起きないようにという抑止力のために設置されているわけです。

メンズエステの施術ルームへの防犯カメラ設置は違法になるのか

メンズエステの施術ルームに防犯カメラが設置されるケースは少ないですが、仮に施術ルームに防犯カメラを設置するとなると、それは盗撮になるのではないかと気になる方もいると思います。
結論から言うと、実はメンズエステの施術ルームに防犯カメラを設置する場合、違法と判断されるおそれがあります。
その理由は、施術ルームはセラピストとお客さんのプライバシーが守られるべき空間であるためです。
日本の法律では、個人のプライバシーを侵害する行為は「プライバシー権」「個人情報保護法違反」の観点から問題視されます。
防犯カメラが設置された場合、セラピストやお客さんの着替えや施術中の姿が撮影される危険性があり、これがトイレや更衣室にカメラを設置するのと同じくプライバシー侵害に該当する場合があるのです。
事前に十分な説明と同意がなければ問題となる場合があるでしょう。
しかし一方で、店舗が防犯目的で防犯カメラを使用すること自体は違法ではありません。
そして明らかな防犯目的という理由がある場合、上記でお話したような施術ルームへの防犯カメラ設置というのも違法行為としては判断されないケースが大半です。
まとめると、防犯カメラによる撮影を行なうべき合理的な理由があれば、メンズエステの施術ルームへの防犯カメラ設置も違法にはなりません。
ただし、お客さんの心象を配慮し、防犯カメラの設置は施術ルームではなく共用部分にとどめているお店が圧倒的に多いのです。

防犯カメラに頼らずできる！セラピスト向けトラブル防止策

メンズエステで働くセラピストとしては、防犯カメラだけに頼らず、日々の業務の中でトラブルを未然に防ぐ方法を身につけることが重要です。
ここでは、すぐに実践できる具体的な防止策を3つご紹介します。

貴重品管理はしっかりと行う

メンズエステに勤務している時間内、貴重品の管理を徹底することはトラブル防止の基本です。
施術ルームにお客さんが持ち込む荷物や貴重品については、専用のロッカーや鍵付きの保管場所を利用するようお願いしましょう。
また、自分自身の貴重品管理も忘れずに。
施術ルームの無防備な場所や待機所などに置きっぱなしにせず、勤務中はセラピスト専用の貴重品ロッカーにしまっておくことで、紛失や窃盗がらみのトラブルのリスクを大幅に減らせます。

お客さんの様子をしっかり観察し不審な動きに注意する

施術中は、お客さんの様子をしっかり観察することが大切です。
例えば、必要以上に周囲をキョロキョロしたり、頻繁にスマートフォンを操作したりする場合は注意が必要。
メンズエステではここ最近盗撮トラブルが頻発しているため、盗撮が疑われるような言動が見られないかは、常に気を配らなければなりません。
施術中に不自然なタイミングで体勢を変えようとしたり、視線が特定の場所に向けられている場合も、不審な動きとして認識して良いでしょう。

お客さんからの過剰な要求には毅然とした態度を取る

メンズエステではお客さんがお店のルールで禁止されている行為に及ぼうとしてくるリスクもゼロではありません。
メンズエステは施術中お客さんとセラピストが個室に2人きりになります。
このシチュエーションの中でお客さんの気が大きくなり、過剰な要求をしてくることがあるのです。
特にマンション型や派遣型のメンズエステの場合、すぐ近くにスタッフの存在がないという点でこうしたトラブルの発生率は低くありません。
セラピストは自分自身の力で過剰な要求をしてくるお客さんを回避しなければならないのです。
お客さんから過剰な要求をされた際は、あいまいな対応をせずに毅然とした態度でしっかりとお断りしましょう。

まとめ

今回は、メンズエステにおける防犯カメラの存在、またメンズエステのセラピストが安心して働くために知っておくべきポイントについて解説しました。
メンズエステではトラブル回避のために防犯カメラを設置するケースが増えてきていますが、設置場所はプライバシーへの配慮から施術ルームは映らないようになっています。
防犯目的ということであれば盗撮に当てはまることはないものの、今後も主にお客さんへの配慮から、施術ルームに防犯カメラが設置されることはないでしょう。
そんな中、施術ルーム内で発生しやすいトラブルに関しては、セラピストが自分自身で身を守る必要性が出てきます。
今回ご紹介した内容を参考に、トラブルを未然に防ぎつつ、メンズエステの仕事を頑張っていきましょう。

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