【セラピスト向け】メンズエステでの盗撮防止・予防策の徹底解説

メンズエステで働いていると、楽しいこともあれば解決しなければならないトラブルに遭遇することもあります。
中でも近年、メンズエステセラピストを悩ませ、大きな不安に陥らせているトラブルがあります。
それが、盗撮です。
今回の記事では、メンズエステで働くセラピストに向けて、メンズエステでの盗撮防止・予防策についてわかりやすく解説していきます。
メンズエステにおける盗撮に不安を抱えている女性の皆さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

メンズエステで盗撮って本当にあるの？

まず結論からお話しすると、残念ながら、近年メンズエステでは盗撮事件が数多く発生しています。
特にここ数年の盗撮は非常に巧妙な手口で行われることが多く、小型の隠しカメラやスマートフォンが使用されるため、気づきにくいのが特徴です。
盗撮された映像が外部に漏れる前に発覚する事例は少なく、盗撮された動画が違法動画サイトやデータ販売サイトに流出してしまう例は想像以上に多いです。
メンズエステで働くセラピストは、常日頃から盗撮には敏感になり、予防や対策をしていかなければならないのが現状なのです。

盗撮が起こりやすいメンズエステの特徴

メンズエステは以下の3つの業態があります。

• 店舗型
• 施マンション型
• 派遣型

この3つの業態の中でも特に盗撮のリスクが高いとされているのが派遣型、次いでマンション型だといわれています。
店舗型における盗撮の事例は多くありません。
なぜこのような違いが出ているのでしょうか？
それは、お客さんが受付時に必ず直接スタッフと顔を合わせる、なおかつ有事の際にはスタッフがすぐにかけつけられるという状況の店舗型は、盗撮する側の心理的な不安・負担が大きいからです。
反対に、マンション型や派遣型の場合はお客さんが直接スタッフと顔を合わせるタイミングはなく、スタッフが近くにいないという安心感から大胆な犯行が行われやすいのです。
さらに言えば、派遣型はお客さんがあらかじめ指定の場所でセラピストよりも先に待機しているため、気づかれにくい場所に時間をかけて盗撮カメラを設置することも可能です。
派遣型のお店で働くセラピストは特に、盗撮には敏感にならなければいけません。

メンズエステの盗撮にはこんなものが使われる！最先端のカメラ一覧

メンズエステでの盗撮は業界全体でも大きな問題となっていますが、いったいなぜ、それだけの問題になるような頻度で盗撮が行われているのでしょうか。
その原因の一つとして、盗撮に使用されるカメラの多様化、小型化が進み、さらにはそういった精密な製品がネット通販等で簡単に手に入れることができるようになったということがあげられます。
「まさか、そんな商品があるの！？」と驚いてしまうほど、盗撮用のカメラの種類は豊富になってきています。
一部ではありますが、メンズエステの盗撮で使用されるリスクのある最先端のカメラについて以下の表でご紹介します。

カメラの種類	特徴
ペン型カメラ	一見普通のペンに見える形状で、持ち運びや設置が容易。
ボタン型カメラ	衣服のボタンにカメラが内蔵されており、目立ちにくい。
充電器型カメラ	スマートフォン用充電器に偽装され、コンセントに挿しても怪しまれない。
置き時計型カメラ	置き時計やデジタル時計にカメラが隠され、部屋に自然に置ける。
メガネ型カメラ	メガネフレーム部分にカメラが仕込まれ、装着しながら撮影が可能。
USB型カメラ	USBメモリにカメラが内蔵され、机の上などに置いても違和感がない。
煙感知器型カメラ	煙探知機に偽装され、天井に設置して広範囲を撮影可能。
フック型カメラ	壁掛けのハンガーフックにカメラが内蔵されており、服やバッグを掛ける場所に設置されやすい。
スマートフォン型カメラ	見た目はスマートフォンそのもので、通話中や無造作に置かれた状態で撮影可能。
ティッシュボックス型カメラ	ティッシュケースにカメラが内蔵され、室内のどこに置いても違和感がない。

いかがでしょうか。
これらは実際に存在する小型カメラであり、実際に盗撮で使用されるおそれは十分にあります。
今後も、より一層盗撮用カメラの多様化・小型化は進んでいくと考えられるため、メンズエステにおける盗撮を防ぐためにも常にどういった製品があるかという点には注目していく必要があるでしょう。

メンズエステでの盗撮防止・予防策【施術時にできること】

メンズエステにおける盗撮を防止・予防するため、施術時にセラピストにはどんな工夫ができるのでしょうか。
ここからは、施術時にセラピストが工夫することで盗撮の防止・予防策になるポイントをご紹介していきます。

身に着けている装飾品は外してもらう

セラピストができる施術時の盗撮防止・予防策として、まずはお客さんが施術中に身に着けている装飾品には注意を払いましょう。
特に、時計やアクセサリーなどは、一見普通のアイテムに見えても隠しカメラが内蔵されている場合があります。
施術前に「リラックスしていただくために外していただけますか？」と自然な形でお願いすると良いでしょう。
また、アクセサリーが施術オイルやクリームで汚れるのを防ぐためにも、外してもらうことはお客さんのためにもなるという点をアピールするのもおすすめです。
普通なら上記のようなアナウンスをすればすぐに外してくれるものですが、かたくなにお願いを聞いてくれないお客さんがいたら注意しましょう。

荷物にタオルや布をかけて隠す

施術ルームに持ち込まれた荷物が視界に入る場合は、その上にタオルや布をかけることで、中身が見えにくくなります。
荷物にカメラを仕込み盗撮するというケースもあるため、盗撮防止・予防策としては有効です！
「お荷物が汚れないようにカバーをかけさせていただきますね」と一言添えると、自然な対応に見えます。
バッグや持ち物に隠されたカメラの視界を遮り、盗撮のリスクを抑えましょう。

不自然に出ている小物はしまってもらう

バッグやポケットから不自然に出ているスマートフォンやペンなどがある場合は、さりげなく確認することが大切です。
「こちらの物、しまっていただけますか？」と優しく声をかけるようにしましょう。
盗撮に使用されるアイテムは一見全くそうとは見えないように工夫されているので、何気ない小物まで注意深く観察する必要があります。
不自然に見えるものをそのままにしないことで、リスクを大幅に減らすことが可能です。

自然な形でお客さんの私物に触れてみる

お客さんの私物が怪しいと感じた場合は、自然な形でそれに触れてみることも一つの方法です。
例えば、「こちらを移動しても大丈夫ですか？」と確認しながらバッグや時計を動かしてみると、盗撮用の機器が隠されている場合に気づくきっかけになります。
また、私物に触れようとした際に過度に怒ったり、拒否したりといった不自然な反応をするお客さんがいた場合は要注意。
一声かけて多少私物に触れる、ただそれだけのことに過剰反応された場合は盗撮目的のものが隠されている疑いがあります。

メンズエステでの盗撮防止・予防策【盗撮客のチェックポイント】

盗撮を未然に防ぐためには、怪しい行動を取るお客さんに早めに気づくことが大切です。
ここでは、盗撮客の疑いがあるお客さんの特徴やチェックポイントをご紹介します。
これらのポイントを参考に、不自然な動きに注意を払いましょう。

必要以上に照明にこだわる・部屋を明るくしようとする

「この部屋、もう少し明るくなりませんか？」や「照明の位置を変えられますか？」など、通常のお客さんよりも光の具合を気にする発言が多い場合は要注意です。
盗撮目的で小型カメラを使用する場合、暗い環境では撮影が難しいため、部屋を明るくしたがる傾向があります。

施術時の体の向きや角度、姿勢などに必要以上にこだわる

施術の際に、体の向きや姿勢を細かく指定してくるお客さんにも注意が必要です。
たとえば、「もう少しこの角度でやってほしい」や「頭の位置をこうしてほしい」といった細かいリクエストが続く場合は、カメラの位置や撮影範囲を調整している疑いがあります。
もちろん正当な要望である場合もありますが、不自然なほど細かい指示があるときは、盗撮を疑いましょう。

シンプルに挙動不審

盗撮をしようとしているお客さんは、何かしらの形で挙動不審な動きを見せることが多いです。
目線が落ち着かずキョロキョロしていたり、スマートフォンやバッグを頻繁に触るなど、不自然な行動が目立っていないかよく観察してみましょう。
また、会話中に極端に緊張している様子や、施術に集中せず周囲を気にしている態度も警戒ポイントです。
何か怪しい、違和感があると感じたら再度周囲の小物やお客さんの装飾品に注目し、盗撮の証拠がないか慎重に確認してみましょう。

まとめ

メンズエステにおける盗撮は、ここ最近業界全体の大きな問題として取り上げられています。
盗撮に使われる小型カメラは年々進化を続けており、注意深く観察しないと気が付けないほどに盗撮の手口は巧妙化しています。
ただし、それでもメンズエステセラピストが盗撮犯に対抗するためには、近年どういった盗撮用カメラが販売されているのか、また盗撮されないために施術時にできる工夫、そしてお客さんの挙動で怪しい点がないかといった細かな部分に気を張ることが大切です。
日ごろから盗撮のリスクを常に意識し、身の安全を守りつつお仕事を頑張っていきましょう。
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